物流事例:ヘルスケア系3PL事業者 S社様
迅速かつ正確性を求められる検体回収と治験薬配送を一括支援
業務標準化とデジタル管理で品質を追求
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医薬品、治験薬、検体などを対象としたグローバルロジスティクスサービスを展開するヘルスケア系3PL事業者であるS社様。医療分野で求められる精緻な管理基準に対応した輸配送サービス、倉庫サービスなどを、世界160か国以上に広がるネットワークを通じて展開されていて、主に臨床検査や先進医療のサプライチェーンを支えています。

当社は、その物流パートナーとして、日本国内各地の医療機関で採取された検体を回収し、航空フォワーダ様や路線事業者様経由で研究機関に向け発送する「検体集荷業務」と、治験に使用する治験薬や資機材を治験施設へお届けする「治験薬配送業務」をお任せいただいております。
パーツ緊急配送の運用ネットワークを活用
治験の有効性を担保するために、集配のオペレーターには定められた手順を過不足なく確実に遂行する知識と技術が求められます。また、治験検体の回収はイレギュラーに発生することがあり、緊急の追加や指示変更にも柔軟に対応できる体制が必要です。弊社は情報インフラや医療機器など、万一のトラブルの際に迅速なリカバリーが求められる機器の保守パーツ保管と24時間365日配送サービスを承っているため、国内各地で緊急配送のオペレーター手配ネットワークを有しています。

この強みを活かし、運用にヘルスケアロジスティクス向けのアレンジを施すことで、専門性の高いオペレーターを都市部以外の地域でも短納期で的確に手配することを可能にしています。
ヘルスケア物流に対応した品質マネジメント
高度な業務品質が求められるヘルスケアロジスティクスでは、その品質維持・管理に明確な信頼性が必要です。SBSネクサードでは、GDP(※1)要件を踏まえた業務運用標準とSOP(※2)、およびオペレーター向けの教育プログラムを整備しました。新たに集配作業を担当する従業員には、主要なSOPとその補足教材を使って座学・OJTを組み合わせた研修を実施します。この研修を受講したうえで、一定の要件を満たした者のみが登録配送員としてS社様業務に従事する仕組みを構築しています。

また、品質管理指標による業務品質モニタリングの結果は、S社様にもフィードバックされ、業務品質維持・向上のための改善活動が行われることを担保しています。
業務を網羅して用意されたSOPは、アクセスコントロールされたデータベース上に格納され、それを必要とする者が何時でも参照することができます。これらのSOPは新しい治験やサービス展開のつど追加されますが、作って終わりではありません。最長でも3年に1回の定期的な見直しが定められている他、業務品質向上を目的とした改訂が適宜行われることで、その有効性を維持しています。改訂によって旧版になったSOPは参照が出来なくなるので、誤参照による不具合リスクも極小化されています。これらの仕組みはS社様からも高い評価をいただいています。
※1 Good Distribution Practice 医薬品の適正流通ガイドライン ※2 Standard Operation Procedure 標準作業手順書
正確な作業指示とリアルタイム進捗管理を実現するWebアプリを活用
弊社では、ヘルスケアロジスティクスサービスの作業受注から業務指示、業務完了までの作業進捗モニタリングを一元・統括管理できるWebアプリを活用しています。受注区から手配区、手配区から現地集配員へと、多階層かつ複数回の伝達による業務指示は、その効率や集配員までの伝達スピードに課題があるだけでなく、指示情報伝達ミスのリスクを大きくします。Webアプリを活用することで、受注区が入力した指示情報が配送員まで速やかに、かつ正確に伝えることができます。

また、画像データのやり取りも可能なため、文字だけでは伝えづらい情報もより確実に集配員に伝えることが可能です。
集配員は所持するスマートフォンからWEBアプリを使用し、業務指示の詳しい内容確認や、進捗状況の適時・適切な報告が可能です。集配員が報告した進捗状況は受注区・手配区のPCでリアルタイムに確認することが出来るため、万一の遅延や手配漏れも事前にその予兆を把握できます。作業品質をオペレーターの資質や能力のみに頼らず、情報システムの活用で下支えしていることも強みのひとつです。
当社では、培ったノウハウや業務経験を活かし、日本国内各地でヘルスケアロジスティクス提供エリアの拡大を積極的に進めてまいります。ヘルスケアロジスティクスに関してお困りのことがございましたら、是非SBSネクサードにご相談下さい。
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